暗号資産(仮想通貨)ってすごく夢があるけど安全なの?
今、暗号資産(仮想通貨)の波が来ています。
暗号資産(仮想通貨)に興味を持っているあなたはすごく良いスタートが切れていると思います。
ただし、暗号資産(仮想通貨)にもいいことばかりではなくリスクが存在します。
これから暗号資産(仮想通貨)を始める方にはリスクを把握し、またリスク対策についてもぜひ知っていただきたいと思います。
せっかく築き上げた資産が台無しになったら泣いちゃいますよね。
それでは早速暗号資産(仮想通貨)のリスクと対策について見ていきましょう!!
リスク
- 価格変動リスク
- 流動性リスク
- ハッキングリスク
- 取引所の経営破綻リスク
価格変動リスク
暗号資産(仮想通貨)は、安い時に売って高い時に買うのが基本です。
この基本の考え方には、ボラティリティ(※)が起因しています。ボラティリティは需要と供給のバランス変化や、その他の様々な事象(物価や法・規制の変更など)の影響で起こります。
ここ数年で暗号資産(仮想通貨)への注目はさらに集まっており、最近では大企業のお偉いさんなど特定の個人の発言がボラティリティに影響を及ぼすことも多くなっています。
※ボラティリティ:価格変動の度合い(激しさ)を示す言葉。大小で表現します。その暗号資産(仮想通貨)の価格変動が大きいことを「ボラティリティが大きい」、価格変動が小さいこと「ボラティリティが小さい」と表現します。
流動性リスク
流動性とは「市場に出回る数の多さ」を表すものです。
市場動向や取引量等の状況によって流動性は常に変動しているため、「買いたい時に買いたい価格で買えない」「売りたい時に売りたい価格で売れない」といった状況が起こります。
ちなみに、価格を気にしない場合は「成行注文(※)」であれば基本的に買いたい時売りたい時にすぐに取引が行えます。(流動性が極端に低い場合は別です)
※成行注文:リアルタイムで提示されている最良の価格(レート)で売り買いの注文を行うこと。
ハッキングリスク
ハッキングで取引所やあなたが秘密鍵の情報を漏洩した場合、暗号資産が盗まれてしまう可能性があります。
インターネットの世界ではハッキングリスクはつきものです。
取引所の経営破綻リスク
利用している取引所が経営破綻してしまうとあなたの資産が返還されない(なくなる)場合があります。
ただし、日本の取引所では経営破綻時に保有資産を補償してくれるケースもあるので、あなたが利用する取引所について利用規約などから経営破綻時の対応方針を確認しておきましょう。
リスク対策
ここからはリスクへの対策になります。
- 投資金額は余剰資金などから少額で投資する
- 分散投資を行う(投資先を1つにしない)
- 複数の暗号資産取引所で投資する
- コールドウォレットを活用する
- 二段階認証等を行う
投資金額は余剰資金などから少額で投資する
これは暗号資産(仮想通貨)に限らず投資の基本になりますが、自己資金の全額やほとんどを投資に回すのはNGです。
投資の世界に絶対はありませんので、「価格変動リスク」で説明した通り、購入した暗号資産(仮想通貨)の価値がなくなってしまう場合があります。
そのため、投資に回す金額はあくまで生活の余剰資金で行うようにしましょう。
現在、暗号資産(仮想通貨)の下落相場が続いていますが、ビットコインは将来的に1ビットコインあたり1000万円にもなるとも言われています。
あくまで投資は個人の判断になりますが、現在の下落時に余剰資金でコツコツビットコインを「積み立て」購入しておくと、数年後にはものすごい資産価値になっているかもしれないですね。
なお、スマホアプリが使いやすいと評判の「コインチェック」での積み立て投資についてこちらの記事で解説しています。
分散投資を行う(投資先を1つにしない)
こちらも「価格変動リスク」への対策になりますが、1つの暗号資産に全力で投資をすると、その暗号資産の価格が暴落してしまった時に損だけが残ってしまうため、投資先は複数に分散させましょう。
同じ金額であっても投資先を1つではなく複数にしていれば、どれかが暴落をした場合でもどれかの価値が上がってトータルで利益がプラスになる、という状況を作ることができます。(絶対ではないですが)
複数の暗号資産取引所で投資する
取引所についても複数の取引所を利用するようにしましょう。主に経営破綻リスクへの対策になります。
2022年にも経営破綻した取引所が存在します。経営破綻は普通にあり得ることです。
取引所を複数に分散させると資産管理が難しくなるというデメリットがありますが、最悪資産がなくなってしまうことを考慮すると、このデメリットも小さくなると思います。
オススメの取引所は以下の記事で解説をしています。
コールドウォレットを活用する
自分の暗号資産(仮想通貨)は、コールドウォレットというインターネットにつながらないオフライン環境下での財布に保管するようにしましょう。
コールドウォレットの種類としては、紙を使用した「ペーパーウォレット」、専用デバイスなどを利用した「ハードウェアウォレット」があります。
コールドウォレットのデメリットとして、物理的に保管しておく必要があるため現実の窃盗や紛失に弱い点と、暗号資産(仮想通貨)の取引をしたい時にすぐに使えないという点があります。
そのため、コールドウォレットでは長期保有分を管理し、日常的に使用する分は取引所のウォレットなどに預けておく方が多いです。
二段階認証等を行う
二段階認証とは、ユーザ認証時に通常のID・パスワードに加え、SMSメッセージや認証アプリなどの認証も必須とし二段階での認証を行う機能です。
現在は、どの取引所でも二段階認証機能が備わっている場合が多く、日本の取引所では口座開設時の手順の中で二段階認証の設定をする場合も多いです。
一方、海外の取引所に多い気がしますが、二段階認証機能はあるものの、自分で設定画面から設定をしないといけない取引所もあるので使用する取引所についてきちんと確認しておきましょう。
さいごに
この記事では暗号資産(仮想通貨)のリスクとその対策について解説しました。
リスクを知らないまま突き進んでしまうと、思わぬ損や最悪の場合は資産を喪失してしまう可能性があります。
そんなことには絶対になって欲しくないので、リスク対策をしっかりしておきましょう。
自分の資産は自分で守りましょう!
特にオススメの投資方法は「つみたて投資」です。
「つみたて投資」であれば、相場のチャートを毎日眺める必要もなし、一時的な価格の上下に一喜一憂をすることなく「ほったらかし」で資産形成が可能です。
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました!